update:2022.03.28 BLOG
諏訪大社の大事な神事 -御柱祭-
以前のブログでお伝えした善光寺の御開帳が、2021年から一年延期されたことで、今年は大きな行事が重なる年になっております。
今回は、御開帳と同じく7年に一度、遥か昔から諏訪の地で寅と申の年に執り行われる神事「式年造営御柱大祭」をご紹介。
宝殿の造り替え、そして御柱を選び、山から曳き、境内に建てる一連の神事は、通称「御柱祭(おんばしらさい)」と呼ばれ、
諏訪大社の中でも最大にして最も重要な神事とされています。
1200年以上も連綿と受け継がれ、諏訪6市町村の氏子(うじこ)たちが奉仕する御柱祭は、諏訪の誇り高き伝統文化となっております。
諏訪大社は諏訪湖を中心に南北4つの宮からなる神社で、全国に1万余りある諏訪神社の総本社です。
ここ音羽ノ森から徒歩10分~15分の距離にある、銀座通り近くの諏訪神社もそのうちの一つですので、
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
御柱祭は大きく分けて「山出し」と「里曳き」が行われ、それぞれの日程が異なってきます。
4月に行われるのが、神林で伐採された柱を里へ運ぶ「山出し」。
そして、「山出し」から約1か月後に行われるのが「里曳き」で、
コロナ前には騎馬行列や花笠踊りなどが華やかさを演出し、沿道に集まる見物客の中を大勢の氏子と御柱が各社へと向かいます。
各神社の境内に着いたあと、冠落としが行われ、御神木として、社殿の四隅に曳き建てられ神となります。
〈令和4年御柱祭の日程〉
山出し:上社 4月2日、3日、4日
下社 4月8日、9日、10日
里引き:上社 5月3日、4日、5日
下社 5月14日、15日、16日
ただし、今回はコロナウイルス感染症の影響もあり、見物、参加などできない可能性があります。
また、周辺は車両全面通行止めとなっております。
行事が終わったあとは参拝できるので、改めて足を運んでみてください。
〈軽井沢から諏訪大社までの交通案内〉
車(高速):碓氷軽井沢IC~更埴JCT(上信越自動車道)~長野自動車道経由~諏訪へ (約2時間)
車(下道):国道142号経由~和田峠~諏訪へ (約1時間半~2時間)
電車:軽井沢(しなの鉄道)~篠ノ井(特急)~松本~上諏訪 (約2時間半)